極楽寺にある熊野新宮に合祀されている八雲神社の例祭は、地元で長く受け継がれてきた大切な行事です。鎌倉市内には複数の八雲神社がありますが、ここでは極楽寺の八雲神社に焦点を当て、例祭の見どころや過去の巡行の様子を紹介します。
私が実際に見学した過去2回の流れを参考に、当日の雰囲気や散策のポイントをまとめました。
極楽寺 熊野新宮の八雲神社例祭 時間・見学場所・注意点まとめ
八雲神社例祭スケジュール
極楽寺の自栄会にお聞きしたところ、今年の例大祭は7/3ー7/13とのことでした。
神輿渡御は、2026年7月12日(日)です。
見学場所・注意点
極楽寺 熊野新宮の八雲神社例祭 過去の巡行の様子
過去の例では、12時半頃に極楽寺の御仮屋を神輿が出発しました。



極楽寺の御仮屋 → ・極楽寺坂 → 星ノ井交差点 → Uターン → 稲村ケ崎駅近くの御仮屋 → 月影地蔵 → 熊野新宮へ還御。(片道は 30〜60分ほど)
成就院の参道から見ると、神輿の動きや氏子たちの威勢のよい掛け声がよく伝わり、祭りの熱気を間近に感じられました。



巡行が通り過ぎた後には、少し寂しげに残された神輿がたたずんでおり、江ノ電とのコラボ写真も撮影できました。なかなかのレアショットだと思います。



■ 過去の開催日
2023年:7月9日(第2日曜日)
2025年:7月6日(第1日曜日)
必ず「7月5日」というわけではなく、年によって変動があります。
吉田茂穂『鎌倉の神社 小事典』(かまくら春秋社 2004)には「7月第1日曜日」と記されています。
同じ時期に行われる鎌倉のまつり
| 日程 | 名称 | 神社 | 場所 |
|---|---|---|---|
| 第1日曜日〜第2日曜日 | 天王祭 | 小動神社 | 腰越 |
| 7月12日以前の一週間 | 極楽寺 八雲神社例祭 | 熊野新宮 | 極楽寺 |
| 第2土曜日から3日間 | 八雲神社例祭 | 八雲神社 | 大町 |
| 第2日曜日〜第3日曜日 | 八雲神社例祭 | 八雲神社 | 山ノ内 |
| 第2日曜日〜第3日曜日 | 八雲神社例祭 | 八雲神社 | 山崎地区集会場 |
| 第3日曜日から一週間 | 八雲神社例祭 | 八雲神社 | 常盤 |
| 海の日 | 石上様例祭 | 石上神社 | 御霊神社境内(長谷) |
| 7月25日 | 荏柄天神社例祭 | 荏柄天神社 | 二階堂 |
腰越の小動神社の天王祭と大町の八雲神社例祭については、別ブログで紹介していますので、ご覧ください。
私は午前中に小動神社の天王祭を見学し、昼に極楽寺で神輿発御を見て、再び腰越に戻るという流れで両方を楽しみました。
効率よく回るには、事前のスケジュール確認が必須です



鎌倉に九百年伝わる八雲神社の大祭式例祭だそうです。



鎌倉に鎮座する八雲神社一覧
まつりの名前の違い
もともと八雲神社の多くは、素戔嗚尊をおまつりする「祇園信仰」「牛頭天王信仰」と結びついて広まった神社です。
素戔嗚尊は各地で「牛頭天王」「祇園様」「天王様」とも呼ばれてきました。
このため、同じお祭りでも神社側の正式な名称「例祭・例大祭」や地元の通称として「天王祭・祇園祭・天王様」という二つの呼び方が併存していることが多いということですね。

鎌倉では、八雲神社の例祭を地域ごとにさまざまな呼び方で伝えてきました。
八雲神社の例祭は、地域によって「天王祭」「天王様」 と呼ばれることがありますが、すべての八雲神社がこの通称を使っているわけではありません。
神社ごとに 「例祭」「例大祭」「行合い祭り」 など、独自の名称を使う場合もあります。
鎌倉の八雲神社を例にすると:
山之内の八雲神社 → 正式名称は「例大祭」。
さらに、古くから山崎の八雲神社と神輿が行き交っていたため、地域では 「出会い祭」「幸合祭」 とも呼ばれたりもしています。
腰越の小動神社 → 地域でははっきりと 「天王祭」 と呼ばれています。
このように、鎌倉の八雲神社の祭礼は、正式名称(例祭・例大祭)と、地域での呼び名(天王祭・天王様など)が併存しているのが特徴です。
鎌倉にある八雲神社の写真等
調べたところ、鎌倉に「八雲神社」と名がつく神社は、八雲神社(山ノ内)、八雲神社(大町)、八雲神社(常盤)、八雲神社(西御門)の4つでした。
山ノ内の八雲神社 👉 例祭 第2土曜日から3日間



大町の八雲神社 👉 例祭 第2土曜日から3日間



常盤の八雲神社 👉 例祭 7月第3日曜日から一週間



西御門の八雲神社 👉 2026年の例祭は7月11日(土曜日)、7月12日(日曜日)だと思われますので確認を!



極楽寺にある熊野新宮とは
熊野新宮は文永6年(1249)に創建されたと伝わり、鎌倉時代には極楽寺の鎮守として栄えました。
関東大震災後、地域の八雲神社と諏訪神社が倒壊したため、昭和3年(1928)に合祀され、現在の姿となりました。
1249年 創建
1298年 社殿焼失
1300年 熊野新宮として再興
1923年 関東大震災で八雲神社と諏訪神社が倒壊
1928年(昭和3年) 八雲神社と諏訪神社が合祀され、熊野新宮に


八雲神社の正確な創建時期は不明ながら、古くから極楽寺の人々にとっての産土神として、大切に信仰されてきた存在でもありました。
祭神は、
日本武尊(やまとたけるのみこと)
速玉男命(はやたまおのみこと)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
有名な江ノ電の極楽寺駅について
極楽寺駅は多くのテレビドラマや映画に登場しますね。
主なものとして
▶NHK連続テレビ小説「七人の孫」
▶俺たちの朝(1976年)
▶連続テレビ小説「ちゅらさん」(2001年)
▶最後から二番目の恋シリーズ
▶江ノ島プリズム(2013年)
▶海街diary (2015年)
などなど




駅近くには極楽寺検車区があり、11月~12月の土曜日・日曜日(日曜日だけの場合も)に「タンコロ祭り」が開催されていました。
残念ながら2025年は開催されませんでしたが、多くの人でにぎわっています。
過去に開催された「タンコロ祭り」の様子もブログで紹介していますので、よろしかったら覗いてみてください。
👉 2025年 江ノ電タンコロ祭り 開催について、過去の開催状況を紹介
極楽寺駅アクセス
極楽寺駅 神奈川県鎌倉市極楽寺3丁目7-4
江ノ電で鎌倉駅から4駅目、藤沢駅から10駅目


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