2026.5.5 鶴岡八幡宮の「菖蒲祭」を見よう Iris for the Warrior’s Spirit : Shobu Festival is amazing

鶴岡八幡宮の菖蒲祭のスケジュール

開始時間:午後1時 
舞殿にて神事が執り行われ、あわせて舞楽が奉納されます。だいたい30分ぐらいで終了したでしょうか。(2023年)
ちなみに、鎌倉宮では「草鹿(くさじし)」が執り行われていますので、「菖蒲祭」を見た後に鎌倉宮まで足を伸ばしても(歩いて20分ぐらい)、十分間に合うと思います。草鹿は14時30分ぐらいまで行われています。そちらの情報も別ブログで書いてますので、ぜひ!
👉 5月5日鎌倉宮の祭事「草鹿」を見逃すな!Kusajishi at Kamakura-gu is an amazing traditional event.

5月5日の「端午の節句」は、古くから「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれ、平安時代には宮中で大切な年中行事として行われてきました。菖蒲は邪気を払い、病を防ぐ力があると信じられてきた植物で、戦国時代には武将たちが魔除けや厄除けとして、兜の前立や甲冑の模様に用いました。また「菖蒲」が「尚武(武を尊ぶ)」と同じ音であることから、武家社会では特に縁起のよいものとされました。

13:06 神事が始まります
13:08 舞殿の様子

江戸時代になると、武への憧れは男の子の健やかな成長を願う気持ちと結びつき、武者人形や鯉のぼりを飾る風習が広まりました。
現在でも、菖蒲湯に入ったり、粽(ちまき)を食べたりするのは、病気や災いを遠ざけ、無病息災を祈るためです。
出典:鶴岡八幡宮ホームページ「菖蒲祭

13:19
13:33 終わるところです

いずれアヤメ(菖蒲)かカキツバタ(杜若)

私は「いずれあやめかかきつばた」と “が” が入ると思ってましたが、入らないほうが多いようですね。「どちらもがすぐれていて美しく、優劣をつけがたいこと。選びだすのに困ること。」という意味だそうです。

源頼政がぬえ退治の褒美として菖蒲前(あやめのまえ)という美女を賜るにあたり、同じような美女2人の中から見つけ出すよう命じられた時に詠んだ「五月雨に沢べのまこも水越ていづれあやめと引きぞわづらふ」(「太平記―二一」)によるとされています。

「ショウブ」「アヤメ」「カキツバタ」の違いが分からないので調べてみました。

アヤメはアヤメ科。山野に自生する多年生宿根草で、早春に葉を出し、5~6月に開花、秋には葉が枯れる。花びらの基部に虎班模様がある。乾燥地を好む。漢字で書くと「菖蒲」だそうですが・・

カキツバタはアヤメ科。ノの字の白い斑紋(花びらの根元に白い模様がある)がある。水辺を好むので、水があればカキツバタと思ってよいそうです。

花菖蒲はアヤメ科の多年草で、6月頃に咲きつけ根が黄色。比較的水はけのよい場所を好む。

で表にまとめてみました。特徴を覚えれば見分けがつくようになるかもしれません。
黄色だけで覚えると「アヤメ」と「ハナショウブ」の区別がつかないので、黄色で細目模様が「アヤメ」黄色は「ハナショウブ」。つけ根が白いのが「カキツバタ」とでも覚えようかしら・・合ってます?

アヤメカキツバタハナショウブ
漢字菖蒲杜若花菖蒲
特徴網目模様があれば白く細い模様があればつけ根に黄色があれば
時期月~中旬・下旬5月中旬〜下旬頃5月下旬〜6月下旬頃
その他乾燥地を好む水辺を好む湿地に咲く

上の表をじっと眺めて再度写真を比べてみましょう。

一方、菖蒲はショウブ目ショウブ科のショウブ属に属するもので、ハナショウブとは違うもの。
葉につやがあり、香りが強い。葉の基部は淡い紅色を帯びている。池沼やため池など水辺に群生。花は淡い黄緑色の楕円形。

菖蒲は、葉や茎に香りの成分を含む植物で、折ったり揉んだりすると爽やかで力強い香りが広がります。この香りには災いを遠ざける力があると信じられ、古くから5月5日の端午の節句には、ヨモギと一緒に家の入口や軒先に飾られるなど、健康と安全を願うために用いられてきました。屋根の上に放つといった風習も各地に伝えられています。

やがて鎌倉時代以降、武士の世になると、「しょうぶ」という音が「尚武(武を尊ぶ)」を連想させること、また細長い葉の姿が刀に似ていることから、端午の節句は武家にとって特に意味のある行事として重視されるようになったと考えられています。

参考
👉 丸茂慎一『鎌倉 花の歳時記』山と渓谷社 1991
👉 婦人画報「初夏の花「しょうぶ(菖蒲)」と「あやめ(菖蒲、文目、綾目)」の見分け方
👉 潮来市「花の見分け方

今回のお勧め本は、丸茂慎一著『鎌倉 花の歳時記』山と渓谷社 1991 と
丸茂慎一著『鎌倉 花の散歩道』山と渓谷社 1987 です。
皆さんは花を見てすぐに何の花か分かりますか?私はさっぱりです。
この本は、月ごとに咲く花をきれいな写真とともに紹介しているのと、写真と写真の間にわかりやすい花の説明をしてくれています。とにかく花の写真が大きくてきれいです。この本を片手に写真の花の実物を見に鎌倉を散策するのはいかがでしょうか。
残念ながら中古品しかないかもしれませんが、それでも一冊はあると便利です。

ご自身のAmazonサイトからの購入になります。

5月5日の子ども日になぜ菖蒲?

5月5日のこどもの日は、奈良時代に中国から伝わった「端午の節句」に由来するといわれています。古代中国では、5月は雨季を前に病気や災いが起こりやすい時期と考えられ、邪気を払うための行事として端午の節句が行われていました。その際、強い香りをもつ菖蒲が厄除けの植物として用いられ、家の軒に飾ったり、湯に入れたりする習慣が生まれたと考えられています。

この風習は日本に伝わり、平安時代には宮中行事として「端午の節会」が行われるようになりました。菖蒲の香りで身を清め、災いを避けることを願っていたとされています。やがて武士の時代になると、菖蒲の葉が剣に似ていることや、「尚武」「勝負」と同じ音であることから、男の子の成長や強さを願う行事として受け取られるようになりました。

江戸時代には、こうした意味合いが庶民の間にも広まり、鯉のぼりや武者人形を飾り、家族で菖蒲湯に入って無病息災を祈る習慣が定着したといわれています。現在のこどもの日に行われる菖蒲湯も、長い歴史の中で受け継がれてきた日本の大切な風習の一つです。

菖蒲にはリラックス効果のある成分が含まれており、健康面でも効果があります。5月はこれから夏を迎える時期。体調管理をするうえでも効果が期待できます。

アクセス

鶴岡八幡宮 
鎌倉駅東口を出て、小町通りを通るか、まっすぐ歩いて若宮大路から段葛を通るのがお勧めです。
歩いて10分程度です。
開門・閉門時間 通年:6時〜20時(本宮の中で参拝できるのは8時からです)
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 
鶴岡八幡宮社務所 TEL:0467-22-0315 

鶴岡八幡宮境内の化粧室の場所です。舞殿の横の休憩所の化粧室は結構混んでいます。個人的に穴場は国宝館にある化粧室です。あまり知られてないので比較的空いている気がしますが、国宝館を利用した人のみが利用可能です。

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