鎌倉・荏柄天神社で毎年7月に行われる「例大祭」は、学問の神さまを祀る天神社ならではの厳かな雰囲気と、地域の温かさが感じられる荏柄天神社の一年のなかで一番大きな夏の伝統行事です。
かつて二階堂にあった熊野神社の神輿が、現在も荏柄天神社の例大祭で担ぎ出されます。
熊野神社は今は荏柄天神社の境内に祀られていますが、神輿そのものは 1719(享保4)年 に造られた大変貴重なものです。
荏柄天神社 例大祭 スケジュール・場所・注意点まとめ
2026年は下記のスケジュールになりますが、過去の様子を元に紹介します。
| 行事名 | 日付 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 神幸祭(しんこうさい) | 2026年7月19日(日) ※海の日の前日 |
12:30〜(神輿お渡り13:00〜) | 二階堂の町中を神輿が一日かけて巡行 |
| 宵宮祭(よいみやさい) | 2026年7月24日(金) | 16:30〜(神賑 19:00〜) | 若梅会の祭囃子、奉納行灯、模擬店などが並ぶ前夜祭 |
| 例大祭(れいたいさい) | 2026年7月25日(土) | 10:30〜 | 一年で最も重要な祭典。感謝と祈りを捧げる神事 |
氏子の皆さんが神輿を担ぎ、荏柄天神社の急な石段を下りていく様子は、祭りの中でも特に見応えがあります。
大人の神輿に続いて、子どもたちが担ぐ小さな神輿も石段を下りていき、地域の伝統がしっかり受け継がれていることを感じられます。
過去の祭りの様子
神幸祭
この神輿渡御を見られるのは、7月19日の12時30分頃。
境内から町へと神輿が動き出すタイミングで、写真を撮るにも観覧するにも良い時間帯です。
神輿は、荏柄天神社を出発し、瑞泉寺、覚園寺、第二小学校裏を巡って戻るルートを進みます。
さらに 鎌倉宮にも立ち寄る様子が、実際にYouTubeの映像でも確認できます。
宵宮祭
16時30分からですので、その前に荏柄天神社へ着いていれば見学できると思います。
写真は2021年7月24日 夕方16時30分過ぎのもので、拝殿で神事が執り行われているのと終了後の様子です。
神輿が境内に置かれていますね。
小さいほうが子供神輿のようですね。


2021年はコロナ禍でしたので、どちらかと言うとひっそりと・・でした。
例大祭
25日の例祭当日、神職の方が 10時すぎ境内へ到着されました。
その後、氏子の皆さんが拝殿に整列し、厳かな雰囲気の中で神事が進められます。

神事そのものはおよそ 30分ほど。
静かな境内に祝詞が響き、日常とは少し違う、清らかな時間が流れます。



令和7年のポスター(令和8年が出次第差し替えますね)

境内にはぼんぼりも例祭中飾られています。
夜になると点灯されますので、昼と夜の2回参拝されると違った景色を見ることが出来て楽しいと思います。


8月の鶴岡八幡宮のぼんぼり祭も楽しいです。
別のブログ記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
👉 立秋前日から8月9日まで|鶴岡八幡宮 ぼんぼり祭は必見です
熊野神社の由来
荏柄天神社境内にあります熊野神社。

特に由来などが書かれたものは置かれていませんが、祀られているのは、熊野三山と同じ 伊弉諾尊・伊弉册尊・天鈿女命 の三柱。天地創成や生命の循環、芸能の守護に関わる神々で、古くから多くの人々に敬われてきました。
荏柄天神社の奥まった一角に、小さな祠がひっそりと佇んでいます。ここは、かつて二階堂で厚く信仰されていた熊野信仰の名残を今に伝える静かな場所です。
荏柄天神社への階段を登り門をくぐったら右に行きます。
1つ目の鳥居をくぐり、階段を登ると二つ目の鳥居があり。熊野権現が祀られています。



社殿として使われているのは、鎌倉特有の横穴式墓所「やぐら」。
自然の岩をくり抜いた洞窟の奥に小さな祠が据えられており、岩肌と神域が一体となった独特の雰囲気を感じられます



荏柄天神社
祭神:菅原道真
創建 1104年(平安時代)後三年合戦が1083年、源義家が亡くなったのが1106年とされています
祭神 菅原道真
京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と共に、日本三天神の1つとされています。
荏柄天神社の始まりは、長治元年(1104年)に起きた不思議な出来事にさかのぼります。晴れていた空が突然暗くなり、雷雨の中、黒い束帯姿の天神の画像が天から降ってきたと伝えられています。その神威を恐れた里人たちは社殿を建て、画像を納めて祀ったことが由緒のはじまりです。
関東を中心に多くの分社を持ち、福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と並んで「三古天神社」と称されるほど歴史と格式のある天神社です。かつては「荏柄山天満宮」と呼ばれ、地名の「荏柄」は天平7年(735年)の文書に登場する「荏草郷(えがや)」が転じたものと考えられています。

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