鎌倉の行事|8月10日 覚園寺の黒地蔵盆 の見方

覚園寺の山門

覚園寺の黒地蔵盆(8月10日)は、鎌倉で最も厳かな雰囲気に包まれる特別な縁日です。
この記事では、開催時間、参拝の流れ、暗い時間帯の注意点、見どころ、アクセスを、実際の参拝経験にもとづいて分かりやすく紹介します。

覚園寺にまつられる黒地蔵は、古くから人々に親しまれてきた地蔵菩薩立像です。

地獄で苦しむ者を救うため、自ら火を焚いて手助けしたという伝承があり、その際の煤で黒くなったと語られています。また、彩色してもすぐに黒く戻ってしまうという不思議な話も残っています。

毎年8月10日には黒地蔵の縁日として施餓鬼会が行われ、前夜から多くの参拝者が訪れます。新盆を迎えた家が三年間続けて参拝すると故人が成仏するといわれ、静かな境内には亡き人を思う祈りが満ちています。参拝者の願いを黒地蔵が届けてくれる日として、今も多くの人々に大切にされています

覚園寺 山門と提灯

 毎年八月十日(八月九日夜半過ぎから十日正午まで)は黒地蔵尊が亡くなられた方々へ私たちの気持ちや願いを運びとどけてくださる縁日として施餓鬼法要がおこなわれます。新盆をむかえられる方が三年間つづけて縁日に参拝供養すると亡くなられた方は必ず成仏なさることから多くの参拝者が亡くなられた方の供養におとずれます。
 黒地蔵さまが亡くなった方々のもとへ、参拝者の思い、願いをはこび届けてくださる日として多くの皆さまからお参りいただいております。(出典:覚園寺ホームページ

覚園寺 山門と黒地蔵盆の看板と御朱印

覚園寺の黒地蔵盆に行ってきました。

午前0時から正午までで、拝観はこの日は無料です。

夜暗いうちにいくのもいいですね。暗い時間の場合は、道の横の川に落ちないように気を付けてください。暗いうちに行くのでしたら、ライト持参は必須です。

境内の内海家で、朝餉の時間に参拝し朝がゆをいただくのも良かったです。(古民家で頂く朝食です)
今年は9時ぐらいに参拝しました。残念ながら中の写真は撮影できませんが、お庭もきれいですし、薬師堂も見ごたえ十分です。

覚園寺境内と緑豊かな木々
本堂の前 2022年8月10日 撮影

春の「梅かまくら特別参拝」では、ご住職に地蔵堂、千躰堂、やぐら、内海家(江戸時代に作られた鎌倉の方がくらしていた農家)、開山塔のある奥の院(住職の大きな五輪塔があります)、棟立ノ井、などの案内と本堂にてのお話しなど約1時間ほどご案内いただけます。

覚園寺
〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂421 【電話】0467(22)1195
鎌倉駅(JO07)東口5番バスのりばより「鎌倉宮(大塔宮)」行きバス(鎌20系統)に乗車、終点「大塔宮」下車。徒歩約10分。

鎌倉駅から歩くと2.4km、31分ぐらいです。健康にためにも歩くのもいいですね

大森順雄著『覚園寺と鎌倉律宗の研究』有隣堂,1991 を読むと、覚園寺も一時とても大変な時代があったことが分かります。

覚園寺さんでいただいた御朱印です

覚園寺の薬師如来御朱印
覚園寺の黒地蔵尊御朱印
覚園寺の阿閦如来御朱印

覚園寺の歴史

覚園寺は、鎌倉市二階堂の静かな谷戸に位置し、鎌倉の中でも特に落ち着いた雰囲気を残す寺院です。起源は1218年、北条義時が薬師如来への信仰から大倉薬師堂を建立したことに始まります。翌年、義時が夢で十二神将の戌神から警告を受けたという逸話が残り、この出来事が薬師堂信仰をさらに深める契機となりました。

その後1296年、九代執権・北条貞時が元寇の再来がないよう祈願し、智海心慧を開山として寺院へと整備。真言・天台・禅・浄土の四宗を学べる道場として発展し、鎌倉幕府の保護を受けながら栄えました。北条氏滅亡後も後醍醐天皇の勅願所となり、さらに足利氏の庇護を受けて寺勢を保ちます。

本尊は薬師如来坐像で、日光・月光菩薩、十二神将とともに国の重要文化財に指定されています。境内は山稜の頂部まで続く幽玄な地形が特徴で、古い鎌倉の面影を色濃く残しています。1967年には境内全域が国の史跡に指定されました。

毎年8月10日には黒地蔵の縁日「施餓鬼会」が行われ、未明から参拝できることから「くらやみ参り」として親しまれています。黒地蔵は地獄で苦しむ者を救おうと火を焚いたため黒くすすけたと伝わり、今も多くの参拝者が冥福と健勝を祈りに訪れます。

覚園寺では4月8日に涅槃会を公開しています。

覚園寺の涅槃図


他のお寺でも公開しているお寺がありますので、こちらのブログも見てね
👉 2026.2.15 釈尊涅槃会|妙本寺涅槃図は見た方がよい

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