鎌倉の薬師堂ヶ谷と言われる奥まった所にある覚園寺で未明から正午まで行われる黒地蔵盆は1度は訪れてみたい仏事です。
この記事では、開催時間、参拝の流れ、暗い時間帯の注意点、見どころ、アクセスを、実際の参拝経験にもとづいて分かりやすく紹介します。
覚園寺の黒地蔵盆 開催時間・見学場所・注意点まとめ
毎年8月10日
黒地蔵盆の様子(過去参拝から)
写真撮影不可ですので、写真はないんですが雰囲気だけでも・・・
鎌倉宮のバス停から覚園寺まで歩いていくと最初は右側、途中から左側が小さな川(生活用水と言えばいいのでしょうか)があります。
夜明け前の参拝ですと街灯も少ないので暗いです。
道の横の川に落ちないように気を付けてください。
暗いうちに行くのでしたら、ライト持参の方が無難です。
山門を入ると正面に愛染堂がありますので、こちらもお参りしましょう。

案内所を通過した後は、黒地蔵尊地蔵堂がありますので、こちら心ゆくまで参拝(待っている人がいなければ)
右手に千躰堂があります。
通常はこの辺で御朱印も頂けます。(志納)
地蔵堂と千躰堂の間を抜けると右てに13仏のやぐらがあります。
さらに境内を奥に進むと、1706年に創られた旧内海家があります。
昭和52年(1977年)に覚園寺に移されたんだそうです。
こちらでは、朝がゆをいただくのも良かったです。(古民家で頂く朝食です)
ぐるっと境内を一周(奥には覚園寺歴代住持の墓所があり、二基の大きな宝篋印塔(初代と二代目)のお墓がありますが、立ち入り禁止です)すると薬師堂に到着。
途中の境内もきれい(あっ、暗いと見えないですね)です。
薬師堂の中には、本尊の薬師如来像、両脇に日光菩薩(右側)・月光菩薩(左側)が鎮座し、お堂の両サイドには十二神将像があります。
こちらも見事ですが、自分の干支の神将を見つけるのも楽しみの一つですね。
神将の頭頂部に干支の動物が付けられています。
春の「梅かまくら特別参拝」では、ご住職による地蔵堂、千躰堂、やぐら、内海家(江戸時代に作られた鎌倉の方がくらしていた農家)、開山塔のある奥の院、棟立ノ井(鎌倉十井のひとつ)、などの案内と本堂にてのお話しなど約1時間ほどご案内いただけます。
こちらはとっても貴重な機会ですので、超お勧めです。
8月10日の黒地蔵盆 とは
覚園寺にまつられる黒地蔵は、古くから人々に親しまれてきた地蔵菩薩立像です。
地獄で苦しむ人を救うため、自ら火を焚いて手助けしたという伝承があり、その際の煤で黒くなったと語られています。
また、彩色してもすぐに黒く戻ってしまうという不思議な話も残っています。
毎年8月10日には黒地蔵の縁日として施餓鬼会が行われ、前夜から多くの参拝者が訪れます。
新盆を迎えた家が三年間続けて参拝すると故人が成仏するといわれ、静かな境内には亡き人を思う祈りが満ちています。
覚園寺アクセス

鎌倉駅(JO07)東口5番バスのりばより「鎌倉宮(大塔宮)」行きバス(鎌20系統)に乗車、終点「大塔宮」下車。徒歩約10分。
鎌倉駅から歩くと2.4km、31分ぐらいです。健康にためにも歩くのもいいですね
覚園寺の御朱印
覚園寺さんでいただける御朱印です。
薬師如来は左手に薬壺を持った仏さまで、現世において病気を治し、心と身体の健康を守ってくださる仏さまです。
現世・・・大事
だいたい両脇にいるのが日光菩薩・月光菩薩ですので、覚えておくと「おー!」と言われるかも?

黒地蔵尊、お地蔵様は菩薩様ですね。“地”は大地、“蔵”はしまっておくこと。大地のように人を支える力を蓄え、修行を重ねている仏さまです。
身代わり地蔵や延命地蔵って聞いたことあります?
身代わりとなって苦しみを引き受ける存在なんだそうで、申し訳ない・・・

阿閦如来は、恐怖や誘惑、障害などにまけず、物事に動じないで、迷いに打ち勝つ強い心を授けてくれる仏様です。
迷いに打ち勝つということで、厄除け・災難除け・心願成就にご利益があるそうです。
そんな強い心が欲しいです・・・

覚園寺の歴史
覚園寺の起源は1218年、北条義時が薬師如来への信仰から大倉薬師堂を建立したことに始まります。
翌1219年、北条義時が夢で十二神将の戌神から警告を受け、薬師堂信仰を更に深めていくことになりました。
時は流れて77年後の1296年、九代執権・北条貞時が元寇の再来がないよう祈願し、智海心慧を開山として寺院へと整備し、真言・天台・禅・浄土の四宗を学べる道場として発展し栄えました。
北条氏滅亡後も後醍醐天皇の勅願所となり、さらに足利氏の庇護を受けて寺勢を保ちます。
戦後はお寺を維持するのも大変だったそうですが、1967年には境内全域が国の史跡に指定されました。
毎年8月10日には黒地蔵の縁日「施餓鬼会」が行われ、未明から参拝できることから「くらやみ参り」として親しまれています。
覚園寺では2月1日-15日(2026年)に涅槃会を公開しています。

他のお寺でも公開しているお寺があります。

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