鎌倉 今泉白山神社 大注連縄祭 |1月8日の開始時間と見どころ

今泉白山神社 本殿 神社

今泉の白山神社では、一年の始まりを告げる伝統行事「大注連祭(おおしめまつり)」が静かに執り行われます。
今泉白山神社 大注連縄祭では境内の大きなしめ縄を掛け替え、地域の無病息災と五穀豊穣を祈るこの神事は、鎌倉の中でも特に素朴で温かみのある新年行事として知られています。

しめ縄が張り替えられる瞬間の厳かな空気、地域の人々が集う穏やかな雰囲気。
実際に現地で見学した際も、観光地としての鎌倉とは少し違う、地元に根付いた新年の営みを感じることができました。

この記事では、大注連祭の由来・見どころ・開始時間・当日の流れを、現地参拝の記録とともにわかりやすくまとめています。
1月の鎌倉散策を計画している方は、ぜひ旅の参考にしてください。

鎌倉今泉の鎮守で、源頼朝が建久2年(1191年)に創建したと言われています。

元は「毘沙門堂」と呼ばれていたそうです。『相模風土記』には、頼朝が京都の鞍馬寺を詣でた時に行基作と言われる毘沙門天像を賜りこの地に勧請したと書かれています。

祭神は、菊理姫之命(くくりひめのみこと)

出典:吉田茂穂『鎌倉の神社 小事典』かまくら春秋社, 2004

毘沙門天は、仏法を守る神で、四天王のひとつですね。四天王は、東から「持国天(じこくてん)、増長天(ぞうちょうてん)、広目天(こうもくてん)、多聞天(たもんてん)」の順に並びますので、「とんなんしゃぺい、じぞうこうた」と覚えると覚えやすいです。

多聞天は単独では、毘沙門天と呼ばれ、財宝を施す神ともされているそうです。

今泉白山神社の鳥居と参道の様子 道沿いにアジサイが咲いている
アジサイもきれい 7.20 撮影
今泉白山神社の鳥居と参道の1月8日の様子 
冬の参道 1.8 撮影

参道には庚申塔、石仏があり、神社内には石廟などもあります。

今泉白山神社参道の庚申塔、石仏
白山神社参道の庚申塔、石仏
今泉白山神社参道沿いにある天廣丸狂歌碑
天廣丸狂歌碑(2019年撮影)
今泉白山神社境内の祠
白山神社内 祠(2019年撮影)

参道の入り口には、江戸時代の狂歌師・酔亀亭天広丸(すいきていあめのひろまる)の、「くむ酒は 是(これ)風流の眼(まなこ)なり つきを見るにも 花を見るにも」と刻まれた歌碑があります。

酔亀亭天広丸は本名を磯崎廣吉といい、今泉に生まれた江戸中期の狂歌の達人だそうです。

日時:2026年1月8日 午前9時から From 9:00 AM

今泉白山神社 大注連縄祭は、「おおしめまつり」「おおじめまつり」とか「オシメヨリ」とかと言われます。毘沙門天の使いと言われているムカデ「百足」(ハガチとも言われています)を模したも大注連縄を奉納し、豊作と村の安全を祈願する祭事です。

縄は直径約20センチ、長さ約6メートル、重さ約120キログラムで、12足の足をつけます。

午前9時ごろから大注連を作り始めます
縄を7本と8本と12本作りつるしていきます。

編み上がったのが11時半ごろで、そこから神事が執り行われます。

神主さんの詔が始まったのが12時22分頃からでした。
参加は15人ぐらいでした。

今泉白山神社大注連祭で縄をつるしている様子
12:11 縄を吊るしていきます
今泉白山神社大注連祭で縄が12本吊るされた様子
12:31 12本が吊るされました
今泉白山神社大注連祭 吊るされた縄の近景
12:41(2022年撮影)
今泉白山神社 どんと焼きの様子 境内には雪が残っている
12:42 どんと焼き

私が行った2022年の時は、9時過ぎに行ったので、縄が出来上がるまで2時間ほど、横の今泉寺の境内で待っていました。(2022年情報)

地元民でなくても注連縄を作る手伝いも出来ると思いますので、一緒に注連縄を作るのも良い思い出になると思いますし、終わりかけの11時過ぎに行ってもいいかもしれませんね。

神事が終わると、どんと焼きが行われますので、お正月の松飾などを持参して焼いてもらうのも良いと思います。

注連縄とは、神社の鳥居などに張られる縄のこと。注連縄を張ることで外からの不浄な物を神前や神聖な区域へ触れさせないと言う意味があり、神聖な場所と不浄な外界の境界線となる。そのため、神社の周辺やご神木にも張られることが多い。家庭でも正月には玄関に注連縄飾りを取り付けるなど、普段から神棚に張る習わしがある。注連縄の起源は、日本神話のなかで天照大神(あまてらすおおみかみ)が引き篭もっていた天岩戸(あまのいわと)から出たときに、もうなかへ入れないように神々が注連縄で入口を塞いだことにあると言われています。形はいくつか種類があり、編み方は左ひねりが一般的。出雲大社の物が、日本最大級の注連縄として有名である。
出典:ホームメイト用語辞典「神社・寺院用語辞典」より

半年過ぎてもしっかりと残っていますね。

今泉白山神社の7月の様子 1月につるした縄がまだ残っている
2019年7月撮影

大船駅から少し遠いですが・・
JR大船駅下車、JR大船駅東口交通広場<江ノ電バスN5系統>→白山神社前下車 徒歩2分

白山神社の横には、寿福山今泉寺(こんせんじ)があります。
臨済宗建長寺派で、昭和58年(1983)創建。ご本尊は如意輪観音とのこと
出典:『鎌倉の寺 小事典』かまくら春秋社, 2001

今泉寺 本堂
今泉寺 本堂
今泉寺 本堂  山号の 寿福山の額
山号の 寿福山の額
白山神社から見る今泉寺本堂
白山神社から見る今泉寺本堂

白山神社の奥には、稱名寺(浄土宗)があります。

山号は今泉山一心院(こんせんざんいっしんいん)です。(2025年の鎌倉検定1級の書き問題として出題されましたね)

今泉不動とも呼ばれ、弘法大師空海が開いたとされています。
特に、「男滝」と「女滝」と呼ばれる「陰陽の滝」は見事です。

特に夏の暑い季節に訪れるとここだけ別天地の涼があります。

今回のお勧め本は、石井 喬著『一九四五年 鎌倉と米軍機による空襲』かまくら春秋社 2010 です。
白山神社の近くに散在ガ池森林公園がありますが、この公園にも市民が作った防空壕があった気がします。
鎌倉でも空襲があった。人が亡くなっている。大船に行っていた知り合いの姪が空襲にあった。特高に見張られている。など戦争の影はどこでも暗い。
2度と戦争はしてほしくないです。

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