鎌倉・材木座の秋を代表する行事「光明寺の十夜法要」。
後土御門天皇の勅許に始まり、“千年の修行に値する”と伝わる念仏を、今も古式に従って厳かに営む歴史ある法要です。
期間中は山門が特別公開され、楼上から材木座海岸を望む絶景が楽しめます。参道には出店も並び、宗教行事でありながら地域の温かさも感じられます。現在、本堂は令和の大改修中で内部には入れませんが、その様子を見られるのも今だけの体験です。
この記事では、十夜法要の由来、見どころ、山門公開のポイント、参道の雰囲気、混雑状況やおすすめの時間帯などを、現地での体験を交えてわかりやすく紹介します。
光明寺 十夜法要 とは
全国の浄土宗寺院で十日十夜行われる念仏で、「十夜法要」とか「お十夜」とか呼ばれます。
昔は十日間にわたって行われていましたが、現在は10月の12日から15日までの3日間になっています。
1495年に後土御門天皇の勅許で始められました。期間中に念仏すると千年の修行に値すると信じられ、多くの信者が集まります。
出典:原田寛『鎌倉のまつり・行事 小事典』かまくら春秋社、2012


光明寺の十夜法要は、古式に従い、引声阿弥陀経・引声念仏によって行われ、昼夜にわたり参拝の人々で賑わっています。
後土御門天皇の時代は、いわゆる戦国時代で、打ち続く戦乱の中で庶民は生活に困窮し、まさに餓鬼・地獄の様相を現していました。天皇はいたくこの事を悲しまれ、一日も早く安穏に暮らせるように平和と安泰を望まれて、浄土宗に十夜法要を勅許されました。
その念仏の道が世に光明となって弘まる時、今の世、後の世に安楽な生活が約束されるのです。
出典:光明寺十夜法要
光明寺 十夜法要 2025年の開催情報
2025年のスケジュール
日程:10月12日(日)~14日(火)
スケジュールは下記の通りですので、スケジュールをご覧いただき、お時間のある時にどうぞ!
3日間フルで参加したことはないんですが、個人的には、13日か14日の施餓鬼会から本堂での説教、練行列あたりでしょうか。
本当は、本堂で実施される法要は人がぎっしり詰まり圧巻でお勧めなんですが。
早く見たいです。

現在、光明寺の本堂は令和の大改修、浄土宗開宗850年慶讃事業「重要文化財本堂保存修理工事」中で入ることも見ることも出来ません。
2020年春から工事が始まり、10年はかかると言われていますので、早くて2030年・・あと5年ですね(伸びるかもしれません)。
でも工事中の姿を見るのも今だけですので、それはそれで必見かもしれません。
大殿の修理の状況は動画で見ることが出来ます。
👉光明寺大殿修理工事ダイジェスト


山門特別公開の見どころ
期間中は光明寺の山門も特別公開されますので、ぜひ!
山門楼上には釈迦三尊、四天王、十六羅漢が安置されています。
また、山門はぐるりと一周できますので、材木座海岸、由比ガ浜、遥かには江ノ島、富士山を一望できます。
(拝観料500円)



参道の出店と境内の雰囲気
参道にはたくさんの出店が並びます。
そちらも楽しみです!



2019年はコロナ前なので、盛大に行われていました。
2021も行ってみたんですが縮小されての開催でした。
2024年はだいぶ戻ってきましたが、それでもまだ‥という感じ。2025年は??



2025年は十夜法要前日に訪問してみました。
かなり静かでびっくりしました。
当日の朝から屋台が出たりと忙しくなるんだそうです。


アクセス
光明寺
鎌倉市材木座6-17 19 TEL:0467-22-0603
JR横須賀線 鎌倉駅 東口下車 京浜急行バス7番のりば 小坪経由逗子駅行10分、光明寺前バス停下車1分

鎌倉駅から歩くと約2km 、24分ぐらいですので、ポチポチ歩きながら他のお寺や神社へ寄り道しながら行くことをお勧めします
光明寺の裏には、かながわの景勝50選に選ばれている「光明寺の裏山の展望」もすばらしいので、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
北条経時の墓や内藤家歴代(日向延岡藩)の墓もあり、大きさにも圧倒されます。
秋葉大権現例祭のブログで少し写真を載せてますのでぜひ見てください
👉 2025.11.18 鎌倉 光明寺の秋葉大権現例大祭|天狗行列と秋葉山での祭事の見どころガイド
光明寺の御朱印



光明寺とは
鎌倉の材木座にある光明寺は、海風が心地よく届く浄土宗の名刹です。
創建は1243年。



鎌倉幕府第四代執権・北条経時が、浄土宗第三祖である然阿良忠(ねんな りょうちゅう)上人を迎えて開いたお寺で、鎌倉時代から関東における浄土宗の中心として大きな役割を果たしてきました。
北条泰時の息子である北条時氏は寛喜2年(1230年)に約30歳前後で病没し、 その子の北条経時は寛元4年(1246年)に病死し、享年23歳でしたので、弟の時頼が若干20歳で執権を継いだそうです。

光明寺の宗派は浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
念仏の教えを大切にしながら、今も地域に開かれた寺院として親しまれています。
境内に入るとまず目を引くのが、堂々とした山門と、鎌倉でも最大級の広さを誇る大殿(本堂)です。
大殿の前に広がる空間はとても開放的で、訪れる人をゆったりと迎えてくれます。また、光明寺には国の重要文化財に指定されている記主庭園(きしゅていえん)があり、池泉回遊式の優雅な庭園美を楽しむことができます。



春や秋には光の入り方で表情が変わり、静かに眺めているだけで心が落ち着く場所です。
まとめ
光明寺の十夜法要は、鎌倉の秋を象徴する伝統行事です。
古式ゆかしい引声念仏、山門特別公開、参道の出店など、宗教行事でありながら地域の温かさも感じられます。
現在、光明寺の本堂は令和の大改修として長期の保存修理工事が続いており、
十夜法要の期間も本堂内部には入れません。
その代わりに、普段は非公開の山門楼上が公開され、材木座海岸や富士山を望む絶景を楽しめます。
年ごとに変化する雰囲気や、実際に訪れたからこそ分かる現地の空気感も、
この行事の魅力をより深く感じさせてくれます。
秋の鎌倉散策とあわせて、静かな祈りと地域の温かさに触れられる十夜法要。
ぜひ一度、光明寺を訪れてみてください。
10月には円覚寺や建長寺でも祭事が執り行われています。
そちらのブログ記事もぜひご覧ください。
👉 2025.10.3 円覚寺 開山国師毎歳忌|舎利殿から仏殿へ続く厳かな法要と見学のコツ
6月には材木座の五所神社でお祭りが開催されます。海上渡御といって神輿が材木座の海に入るお祭りです。
👉 2026.6.14|五所神社 例大祭と海上渡御(材木座)

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