鎌倉の秋を静かに彩る「円覚寺 開山国師毎歳忌」。
円覚寺を開いた無学祖元禅師の命日にあわせて行われる法要で、舎利殿での読経から仏殿、そして方丈へと続く厳かな儀式が執り行われます。
円覚寺 開山国師毎歳忌 とは
円覚寺の開山・無学祖元禅師のご命日の法要です。禅師は北条時宗公の招きにより宋から来日し、建長寺第5世を経て時宗公が建立した円覚寺の開山に迎えられました。舎利殿での読経ののち、仏殿に移動し、須弥壇に安置された開山・仏光国師像の前で読経。最後に方丈へ移動し「四ッ頭」と呼ばれる儀式を行います。開山様の描かれた掛け軸を掲げてそれにお膳を捧げ、その前で大勢の僧が、開山様とご一緒に食事するという儀式です。(出典:円覚寺ホームページ)
円覚寺 開山国師毎歳忌 法要の流れ
10月3日 10時 から 舎利殿・仏殿
2020年と2021年に参拝してきました。
2020年は四年に一度の「巡堂」という儀式でした。
一山の僧侶が舎利殿に集まり約1時間法会を行った後、開山様のお像を輿に載せて、境内を一周いたします。



10時から11時の法会が終わった僧侶たちは正続院を出て仏殿の裏側から山門の方へ向かいます。
山門でお経を唱えられあと、山門を回るかたちで仏殿に向かいます。
仏殿にて法要が執り行われ、終了のようです。
2020年はコロナ禍での実施のため密集にならないように、行事もかなり縮小して行ったとのことでした。



2021年に参拝した際は、10:45には終了してましたので、「巡堂」の年は長めで、それ以外の年は早く終わるのでしょうか?



2025年は「巡堂」はないので、早く終了するかと思われますので、早めに到着されているのがよいと思います。
10時前に正続院で始まるのを見て(中までは入れません)、その後僧侶が出てくるのを1時間待つか・・でしょうか。
円覚寺の境内は広いので、どこからでも見学することが出来ます。
法要が始まる少し前になると、舎利殿の前には開始10分前でも参拝者が集まり始めていました。
静かに待つ人が多く、全体に落ち着いた雰囲気ですが、良い位置で見たい人は早めに並ぶ印象です。
読経が終わると、僧侶の後ろを参拝者がゆっくりとついていく形で仏殿へ移動します。
慌ただしさはなく、自然と一列の流れができるため、初めてでも迷うことはありません。
観光目的の人よりも、法要を丁寧に見守る方が多く、円覚寺らしい厳かな空気が印象的でした。
次回の「巡堂」は、2028年ですね。
※2025年については別途ご確認ください。
最近はきちんとお参りしない(見ていない)で写真ばかりとっていて悲しいというようなことを 横田南嶺管長が以前書かれておりましたが、反省です。(って撮ってるじゃんと言われそうです)
円覚寺の拝観券も以前は境内に捨てられていることが多かったそうです。捨てられないようにカラーにしたり、季節ごとに変えたり、裏には短い法話(法話も何種類かあるそうです)を入れるようにしてみたそうです。今度は集めてみたいと思います。(出典:円覚寺管長のページ 2020年10月4日)
アクセス
円覚寺 JR横須賀線「北鎌倉駅」下車徒歩1分
円覚寺ではその他にも仏事が執り行われています。
いくつかを記事にしていますので、ぜひご覧ください。
👉 鎌倉散歩|円覚寺の宝物風入れ 2025年11/1~11/3
円覚寺の御朱印
円覚寺で頂いた御朱印です。





鎌倉二十四地蔵の第十四番

鎌倉三十三観音の結願
まとめ(円覚寺 開山国師毎歳忌は静寂の中で行われる厳かな法要)
円覚寺 開山国師毎歳忌は、無学祖元禅師の命日にあたる10月3日に行われる、
北鎌倉を代表する厳粛な年中行事 です。
法要は舎利殿から始まり、仏殿、方丈へと移動しながら進むため、
境内全体が静かな緊張感に包まれます。
特に舎利殿前での読経は、普段は非公開の建物を前にして行われるため、
円覚寺の歴史と空気を最も強く感じられる瞬間 といえます。
その後の仏殿での法要、方丈での焼香と続き、
僧侶の動きや読経の響きが、境内の静けさと調和して印象深い時間になります。


見学する場合は、
開始の10〜15分前に舎利殿前へ到着しておくのがベスト。
儀式はゆっくり進むため、移動しながら見学することも可能です。
また、巡堂が行われるのは4年に一度で、2025年は非巡堂年ですが、
その分、舎利殿・仏殿・方丈の三カ所で行われる法要を落ち着いて見られるのが魅力です。
北鎌倉駅から徒歩すぐというアクセスの良さもあり、
初めてでも参加しやすい静かな法要。
秋の澄んだ空気の中、円覚寺の歴史と禅の精神に触れられる貴重な行事です。

コメント