鎌倉散歩 |円覚寺の宝物風入れ 2025年11/1~11/3  

円覚寺 総門に続く階段とその先に見える総門

鎌倉五山第二位の格式を誇る円覚寺では、毎年秋に「宝物風入れ」が行われます。
1282年、北条時宗が宋から無学祖元を迎えて建立した歴史ある禅寺で、普段は公開されない文化財を間近で鑑賞できる貴重な機会です。

境内は紅葉が色づき始め、静かな雰囲気の中で寺の歴史と美術に触れられます。

鎌倉五山第2位の格式を誇る円覚寺、臨済宗円覚寺派大本山。山号は瑞鹿山。

鎌倉幕府八代執権 北条時宗により、宋から無学祖元(むがくそげん)を迎え、1282年に建立されました。
円覚寺という名前は、建てる時に土の中から「円覚経」を納めた石櫃(せきひつ、いしびつ。納骨用の櫃)が掘り出されたことからによります。

仏殿には、日本画家の前田青邨監修、守屋多々志揮毫の白龍の図があります。円覚寺の龍の爪は3、建長寺の龍は5ですので、比べてみるのも楽しいです。
出典:伊藤玄二郎『鎌倉の寺 小事典』 かまくら春秋社 2001

円覚寺の白龍 龍の爪は3本

円覚寺(えんがくじ)は、鎌倉幕府8代執権・北条時宗が弘安5年(1282年)に創建した臨済宗円覚寺派の大本山です。
鎌倉五山第二位の格式を持ち、禅宗文化の中心として多くの僧侶が修行してきました。

境内は広大で、総門から山門、仏殿、法堂へと一直線に伽藍が並ぶ禅宗様式の美しい構造が特徴です。
秋には紅葉の名所としても知られ、訪れる人を静かな禅の世界へと誘います。

風入とは、円覚寺が収蔵している文化財を、虫干しを兼ねて展示するものです。
毎年11月3日の文化の日前後に合わせて、虫干しを兼ねた寺宝の一部が一般公開されます。国宝の「舎利殿」、普段は立ち入りの許されない「正続院」の門の内に入り、「国宝舎利殿」の正面近くまでお参りする事が出来ます。

舎利殿の裏には、開山の無学祖元坐像が安置されているそうです。(拝観する事はできませんが、写真を見て想像してみてはいかがでしょう)

他にも代表的な展示品としては、「重文 北条時宗書状」「重文 仏涅槃図」などがあります。

円覚寺では、文化の日前後に宝物風入れが行われ、国宝・重要文化財を間近で見られる特別な3日間となります。

2025年は11月1日(土)~11月3日(月・祝日)です。
①国宝舎利殿特別公開 時間:9時頃~16時頃(最終日は15:30終了)
②宝物風入れ 国宝舎利殿、大方丈(国指定重要文化財等)9:00~16:00 ※5日は15:00迄
③特別御朱印
④「功徳林」法話と座禅の会
詳しくは 👉円覚寺 主な行事

お勧め時間は特にありませんので、お時間のある際に行かれるのが良いと思います。
インバウンドで、相当混雑する予感・・・

円覚寺国宝舎利殿の正面の写真
舎利殿 中まで入れます
円覚寺国宝舎利殿を少し斜めから撮った写真
2022年5月5日撮影
円覚寺 国宝洪鐘 鐘を撞く木が少し腐りかけている
洪鐘 2019年撮影

同時期の隣の鎌倉五山第一位の建長寺でも宝物風入れが行われています。
合わせて行かれるのをお勧めします。
👉 建長寺の宝物風入れ2025|開催日程・見どころ・過去の三門公開の写真紹介

円覚寺
〒247-8525 鎌倉市山ノ内409 TEL:0467-22-0478
JR横須賀線「北鎌倉駅」下車徒歩1分(電車を降りたらもうそこは円覚寺!)

円覚寺の方丈の様子 砂利道とその先に池がある
円覚寺の紅葉 2026年 撮影
円覚寺の紅葉の様子 12月1日
2019年12月1日 撮影
円覚寺の桜の様子 3月28日
円覚寺の桜 2021年3月28日撮影

10月には開山であるの無学祖元禅師のご命日の法要が行われますので、そちらもぜひ!
👉 2025.10.3 円覚寺 開山国師毎歳忌|舎利殿から仏殿へ続く厳かな法要と見学のコツ

同じ御朱印でも書いてくださる人によって味が違います。それも楽しみの一つですね。

他にもたくさんありますが、今回は洪鐘弁財天と舎利殿の御朱印、南無地蔵尊、延命地蔵尊の御朱印を比べてみました。

円覚寺の洪鐘弁財天の御朱印
円覚寺の洪鐘弁財天の御朱印 木の台紙
円覚寺の舎利殿の御朱印 令和4年
円覚寺の舎利殿の御朱印 令和元年

御朱印帳もカッコイイものからおしゃれなもの、三十三観音用など色々あります。
参拝した際に御朱印をいただくのも鎌倉を訪れた時の思い出にもなりますね。
私はネットで三十三観音の御朱印帳を購入しました。

円覚寺の塔頭正続院の南無地蔵尊の御朱印 令和二年
円覚寺の塔頭正続院の南無地蔵尊の御朱印 令和七年
円覚寺塔頭仏日庵の延命地蔵尊の御朱印 令和二年
円覚寺塔頭仏日庵の延命地蔵尊の御朱印 令和七年延命地蔵尊

遠嶽にの総門と階段
San mon
円覚寺の国宝舎利殿に入る門 
円覚寺の山門を階段下から眺めるように見た写真
円覚寺の方丈の中 畳部屋で中央には仏像が安置されている

秋の円覚寺は、静けさの中に深い歴史が息づいています。
宝物風入れの期間は、普段は意識しない“寺の時間”に触れられる貴重な機会でした。文化財の美しさだけでなく、境内を歩くと、建物や庭の配置、光の入り方、僧侶の動きなど、円覚寺が長い年月をかけて守り続けてきた空気そのものを感じられます。

訪れるたびに新しい発見があり、季節ごとに表情が変わるのも円覚寺の魅力。
宝物風入れをきっかけに、ぜひゆっくりと境内を巡りながら、鎌倉の秋を味わってみてください。

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