鎌倉・材木座にある浄土宗の大本山・光明寺では、毎年11月に「秋葉大権現例大祭」が行われます。境内を進む天狗行列、秋葉山で執り行われる厳かな法要――晩秋の鎌倉でしか味わえない特別な一日です。
本記事では、当日の流れや見どころ、時間帯など、実際に現地を訪れて分かったポイントを詳しく紹介します。初めて訪れる方でも安心して楽しめるよう、写真付きで分かりやすくまとめました。
光明寺と秋葉大権現大祭

天照山蓮華院光明寺といい浄土宗の大本山。1243年の創建と言われ、然阿良忠上人によって開かれました。江戸時代に徳川家康が浄土宗の学問所として、関東の主要寺院十八の寺を十八檀林に定め、光明寺が筆頭寺院になりました。開基は北条経時(北条泰時の孫)。
元は、佐助ヶ谷にあった蓮乗寺が移されたとも言われています。鎌倉にある石碑には、「蓮乗寺ハ仁治元年北条経時ノ創立ニカヽリ僧良忠ヲ開山トセシガ寛元元年之ヲ材木座ニ遷シ寺号ヲ光明寺と改メシ」とありますが、実際の所は分かりません。

だんりん【×檀林/談林】
《「栴檀林」の略。僧の集まりを栴檀の林にたとえたもの》
1仏教の僧徒の学問修行の道場。室町末期から行われ、江戸時代の浄土宗の関東十八檀林は有名
2寺の異僧称
3「談林風」「談林派」の略
出典:コトバンク

戦後には「鎌倉アカデミア」という大学も開講され、既成概念にとらわれない教育方針により多くの若き才能を輩出しました。おしくも財政難で創立から4年後に廃校となりました。境内には「ここに鎌倉アカデミアありき」と記された碑もあります。
👉 出典:「鎌倉観光公式ガイド」
今回のお勧め本は、廣澤榮著『わが青春の鎌倉アカデミア 戦後教育の一原点 (同時代ライブラリー 266) 』岩波書店 1996
読みやすかったです。鎌倉アカデミアについての本ってあんまりないんですよね。この本は実際に通っていた人が書いた内容なので、リアルに分かりました。あの光明寺に戦後多くの人達が学びに来ていたと思うとまた違った見方ができます。
秋葉大権現例祭とは
秋葉大権現は、火災盗難を防ぐ権現で光明寺域内鎮護の社です。伝えによれば、当山三十三世深譽伝察上人が身を天狗に現じて当山を守護したと、伝えられています。



開催時間・お勧めポイント
2025年11月18日 11時 から
秋葉山三尺坊大権現の大祭ですが、令和2年より5月から11月変更になっていますのでご注意ください。晴天の場合は、境内裏手にある秋葉山山頂の秋葉社にてお勤めいたします。
雨天の場合は、堂内にてお勤めいたします。
2023年は、10時46分頃に光明寺到着。天狗と僧侶が総門に集まっています。11時前に歩きだしましたので、やはり11時前に総門当たりにいるのが良いと思います。



山門をくぐり、事務所の横から秋葉山に向かって登っていきます。
私を含めて10人ぐらいは参加者がいました。皆さん静かについていきます。途中鳥居や階段、石仏などがあります。



最後の鳥居をくぐると秋葉社につきます。秋葉社にて祭事が執り行われます。この日は結構風が強かったです。私たちも順番にお参りをしました。



参加した人にはお札が配られました。防災の神様として昔から信仰されていますので、これで火事に遭い辛くなるかな。
来た道を戻ってきて終了です。1時間かからない感じでした。天狗さんたちも気軽に写真撮影に応じてくれていました。
以前は稚児行列が行われていたそうですが、2023年の時はありませんでした。(平日だったからかしら?)



アクセス
光明寺
鎌倉市材木座6-17 19 TEL:0467-22-0603
JR横須賀線 鎌倉駅 東口下車 京浜急行バス7番のりば 小坪経由逗子駅行10分、光明寺前バス停下車1分(鎌倉駅から歩くと約2km 24分)
光明寺の裏には、かながわの景勝50選に選ばれている「光明寺の裏山の展望」もすばらしいです。

北条経時の墓、記主禅師と言われた開山の然阿良忠上人の墓や、少し離れたところには内藤家歴代(日向延岡藩)の墓もあり、その大きさにも圧倒されます。



海に出れば、和賀江島があります。こちらは鎌倉時代 三代執権 北条泰時によって築港された鎌倉の港です。
下の写真を見てい頂ければお分かりいただけると思いますが、満潮時には船が泊っている所まで、干潮時には行けます。
年と月日によって、干潮・満潮時間が違いますので、事前に確認をお願いします。
気を付けないと、どんどん潮が満ちてきますので、戻れなくなっちゃうかも・・・




光明寺は見どころがたくさん!
他にも有名な「十夜法要」が10月に行われています。
こちらもぜひ見ておきたいお祭りです。
👉 2025.10.12–14 鎌倉 光明寺の十夜法要|山門特別公開と参道の出店・見どころガイド
光明寺の御朱印




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