鎌倉 光明寺 十夜法要 |毎年10月の山門特別公開と参道の出店・見どころガイド

光明寺総門
光明寺 総門と十夜法要スケジュール

「光明寺の十夜法要」は、後土御門天皇の勅許に始まり、“千年の修行に値する”と伝わる念仏を、今も古式に従って厳かに営む歴史ある法要です。

私が実際に参拝したときも、本堂に響く引声念仏の声と、境内に漂う独特の緊張感がとても印象的で、「鎌倉の秋が来た」と実感する瞬間でした。

期間中は山門が特別公開され、楼上から材木座海岸を望む絶景が楽しめ、参道には出店も並び、宗教行事でありながら地域の温かさも感じられます。

現在、本堂は令和の大改修中で内部には入れませんが、その様子を見られるのも今だけの体験です。

この記事では、十夜法要の由来、見どころ、山門公開のポイント、参道の雰囲気、混雑状況やおすすめの時間帯などを、現地での体験を交えてわかりやすく紹介します。

2025年のスケジュール

日程:10月12日(日)~14日(火)
スケジュールは下記の通りですので、スケジュールをご覧いただき、お時間のある時にどうぞ!

3日間すべてに参加したことはありませんが、私が特に心に残っているのは13日か14日に行われる施餓鬼会から、本堂での説教、そして練行列の流れです。

本堂で行われる法要は、人がぎっしりと詰めかけて圧巻の雰囲気で、あの場に身を置くと胸の奥が震えるような迫力があります。
本当はこの法要を一番おすすめしたいのですが、現在は改装中ですので、本堂での開催はまだまだ先ですね。

早く見たいです。

光明寺十夜法要2026年のスケジュール表
光明寺 十夜法要のスケジュール表

現在、光明寺の本堂は令和の大改修として、浄土宗開宗850年慶讃事業「重要文化財 本堂保存修理工事」が進められており、内部に入ることも外観を近くで見ることもできません。

実際に訪れた際も、本堂全体が覆われていて、普段は見えるはずの大きな屋根も足場に隠れていました。
境内に立つと、工事の規模の大きさを肌で感じます。
でも工事中の姿を見るのも今だけですので、それはそれで必見かもしれません。

大殿の修理の状況は動画で見ることが出来ます。
👉光明寺大殿修理工事ダイジェスト

改修前の光明寺本堂の様子 静かな佇まい
2019年6月撮影
改修中の光明寺本堂 本堂全体が覆われていて中の様子などは見えない 境内には人がいない静かな佇まいの様子
2021年10月撮影

光明寺 山門特別公開の見どころ

期間中は光明寺の山門も特別公開され、楼上に安置された釈迦三尊、四天王、十六羅漢を間近で拝観できます。

私が訪れたときも、普段は上がれない山門に登ることができました。

静かな空間にずらりと並ぶ諸尊像の迫力に思わず息をのみました。
楼上から眺める境内の景色も特別公開ならではの体験です。

また、山門はぐるりと一周できますので、材木座海岸、由比ガ浜、遥かには江ノ島、富士山を一望できます。
(拝観料500円)

十夜法要の時の光明寺山門の様子をしたから見た
山門 2019年10月14日撮影
光明寺十夜法要 山門から見た海の景色と眼下にある屋台の様子
山門からの景色 2019年撮影
光明寺の山門の中の様子内 数体の色とりどりの仏像が展示されている
山門 2024年撮影

参道の出店と境内の雰囲気

参道には毎年たくさんの出店が並び、これも十夜法要の楽しみのひとつです。
2019年に訪れたときは、山門から参道まで人があふれ、出店も多くとても賑やかでした。
僧侶の方々が出店で食事を買っている姿も見かけ、和やかな雰囲気が印象的でした。

2019年の十夜法要 光明寺の山門からの本堂を見た景色 眼下には多数の屋台がある
2019年の十夜法要山門からの景色
光明寺の十夜法要 本堂の方から山門を眺めた参道の様子 屋台や屋台で買い物をする人たち
参道の景色 2019年10月14日撮影
光明寺十夜法要 屋台での風景 僧侶が買い物をしています
僧侶もお腹空いたようです

2021年にも行ってみましたが、この年はコロナ禍で規模が大きく縮小され、参道も静かで、出店も最小限という印象でした。
2024年はだいぶ戻ってきたものの、2019年のような活気にはまだ届かない感じ。
2025年はどうなるのか、また見に行くのが楽しみです。

光明寺の十夜法要 本堂の方から山門を眺めた参道の様子 屋台や屋台で買い物をする人たち
2024年10月13日 撮影 
2024年の光明寺の十夜法要 あまり人がいない様子
2024年10月13日 撮影
2024年の光明寺の十夜法要 あまり人がいない様子
2024年10月13日 撮影

2025年は十夜法要前日に訪問してみました。
かなり静かでびっくりしました。
当日の朝から屋台が出たりと忙しくなるんだそうです。

全国の浄土宗寺院で十日十夜行われる念仏で、「十夜法要」とか「お十夜」とか呼ばれます。
昔は十日間にわたって行われていましたが、現在は10月の12日から15日までの3日間になっています。

1495年に後土御門天皇の勅許で始められました。期間中に念仏すると千年の修行に値すると信じられ、多くの信者が集まります。
出典:原田寛『鎌倉のまつり・行事 小事典』かまくら春秋社、2012

光明寺の十夜法要は、古式に従い、引声阿弥陀経・引声念仏によって行われ、昼夜にわたり参拝の人々で賑わっています。
後土御門天皇の時代は、いわゆる戦国時代で、打ち続く戦乱の中で庶民は生活に困窮し、まさに餓鬼・地獄の様相を現していました。天皇はいたくこの事を悲しまれ、一日も早く安穏に暮らせるように平和と安泰を望まれて、浄土宗に十夜法要を勅許されました。
その念仏の道が世に光明となって弘まる時、今の世、後の世に安楽な生活が約束されるのです。
出典:光明寺十夜法要

鎌倉の材木座にある光明寺は、海風が心地よく届く浄土宗の名刹です。

創建は1243年。

鎌倉幕府第四代執権・北条経時が、浄土宗第三祖である然阿良忠(ねんな りょうちゅう)上人を迎えて開いたお寺で、鎌倉時代から関東における浄土宗の中心として大きな役割を果たしてきました。

北条泰時の息子である北条時氏は寛喜2年(1230年)に約30歳前後で病没し、 その子の北条経時は寛元4年(1246年)に病死し、享年23歳でしたので、弟の時頼が若干20歳で執権を継いだそうです。

光明寺の宗派は浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
念仏の教えを大切にしながら、今も地域に開かれた寺院として親しまれています。

境内に入るとまず目を引くのが、堂々とした山門と、鎌倉でも最大級の広さを誇る大殿(本堂)です。

大殿の前に広がる空間はとても開放的で、訪れる人をゆったりと迎えてくれます。また、光明寺には国の重要文化財に指定されている記主庭園(きしゅていえん)があり、池泉回遊式の優雅な庭園美を楽しむことができます。

春や秋には光の入り方で表情が変わり、静かに眺めているだけで心が落ち着く場所です。

光明寺
鎌倉市材木座6-17 19  TEL:0467-22-0603
JR横須賀線 鎌倉駅 東口下車 京浜急行バス7番のりば 小坪経由逗子駅行10分、光明寺前バス停下車1分

鎌倉駅から歩くと約2km 、24分ぐらいですので、ポチポチ歩きながら他のお寺や神社へ寄り道しながら行くことをお勧めします

光明寺の裏には、かながわの景勝50選に選ばれている「光明寺裏山の展望」があり、ここからの景色が本当に素晴らしいので、時間があればぜひ足を伸ばしてみてください。

私も実際に登ってみましたが、境内から数分とは思えないほど静かで、展望台からは材木座の海が広がり、風がとても気持ちよかったです。

光明寺の周りには北条経時の墓や、日向延岡藩・内藤家歴代の大きな墓塔も並んでいて、その迫力と存在感に思わず立ち止まってしまいました。

光明寺の阿弥陀如来の御朱印
ご本尊 阿弥陀如来
光明寺の記主禅師の御朱印
開山の記主禅師
光明寺の如意輪観音の御朱印
如意輪観音

光明寺の十夜法要は、鎌倉の秋を象徴する伝統行事です。
古式ゆかしい引声念仏、山門特別公開、参道の出店など、宗教行事でありながら地域の温かさも感じられます。

現在、光明寺の本堂は令和の大改修として長期の保存修理工事が続いており、
十夜法要の期間も本堂内部には入れません。
その代わりに、普段は非公開の山門楼上が公開され、材木座海岸や富士山を望む絶景を楽しめます。

年ごとに変化する雰囲気や、実際に訪れたからこそ分かる現地の空気感も、
この行事の魅力をより深く感じさせてくれます。

秋の鎌倉散策とあわせて、静かな祈りと地域の温かさに触れられる十夜法要。
ぜひ一度、光明寺を訪れてみてください。

6月には材木座の五所神社でお祭りが開催されます。
光明寺総門で3体の神輿が揃う姿も見ごたえ十分です。
僧侶からの話の後、海上渡御といって神輿が材木座の海に入るお祭りです。
👉 2026.6.14|五所神社 例大祭と海上渡御(材木座)

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