2026.1.15 朝7時 鶴岡八幡宮 左義長神事 |穢れを祓い清め、今年の豊かな収穫を祈る

鶴岡八幡宮 左義長神事のお焚き上げの様子 神社
鶴岡八幡宮 左義長神事のお焚き上げの様子

鎌倉の冬の朝、まだ空が薄暗い7時。毎年1月15日に鶴岡八幡宮 左義長神事が行われます。
そのため、この日は正月飾りや古いお札を焚き上げ、穢れを祓い清める厳かな時間が流れます。

さらに、左義長は一年の無病息災や豊かな収穫を祈る行事として、今も多くの参拝者に大切にされています。
この記事では、当日の流れや早朝の境内の様子を、実際の写真とともにわかりやすく紹介します。

⏰ 開催日
2026年1月15日 7時
📝 受付
なし、当日お札や正月飾りを持参すればお焚き上げをしてくれます
💴 拝観料
なし
🏛 拝観場所
源氏池と鶴岡幼稚園のあたり
👥 混雑
それほど混んではいませんが一番前で見学したい場合は少し早めの場所取りが必要となります
⏳ 所要時間
燃え尽きるまでで40分程度
👗 服装
特にありません
📸 撮影
撮影可
☔ 雨天
実施(当日ご確認ください)
⚠️ 注意点
火なのであまり近づかないように

鶴岡八幡宮の左義長神事は朝早く始まるため、私も少し早めに向かいました。
6時30分頃の境内はまだ薄暗く、人もまばらで、普段の賑わいとはまったく違う静けさがあります。

時間が経つにつれて空が少しずつ明るくなり、7時を過ぎる頃には舞殿や石段が柔らかい朝の光に照らされ始めました。

2023年と2025年の情報で紹介します。

朝7時の鶴岡八幡宮参道の様子 舞殿と奥に本宮
7時9分 (2025年撮影)
朝7時の鶴岡八幡宮 舞殿と奥に本宮
7時9分(2025年撮影)

6時40分になると、積まれた正月飾りのカバーが外され、いよいよ準備が整った雰囲気に。
空が少しずつ明るくなり始める中、6時59分に神職によるお祈りが行われ、その直後に火入れが始まりました。

夜明け前から朝へ移り変わる境内の空気の中で見る火入れは、とても印象的な体験でした。

鶴岡八幡宮 左義長神事 6時35分始まる前 白い生地で覆われている
6:35(2023年撮影)
鶴岡八幡宮 左義長神事 6時39分 神職たちが始める準備をしている
6:39(20023年撮影)
鶴岡八幡宮 左義長神事 始める前の神職による詔
6:59(2023年撮影)
鶴岡八幡宮 左義長神事 サイトに火が入れられた様子
7:17(2023年撮影)

火入れからしばらくすると、7時30分を過ぎた頃には炎の勢いが落ち着き、積まれていた形が徐々に崩れていくのが分かりました。
だいたい40〜50分ほどで大きな形がなくなっていく印象です。

私が参加した2023年はNHKの取材も来ていて、実際にカメラが回っている様子を横で見ながら参拝しました。
その日の昼と夕方のNHKニュースでも左義長神事が取り上げられていて、「自分が見ていた場面が放送されている」と少し嬉しくなりました。

2025年はいなかったようです。(残念!)

鶴岡八幡宮 左義長神事 サイトが燃え広がっていく様子
7:17(2023年撮影)
鶴岡八幡宮 左義長神事 NHKクルーによる撮影
2023年撮影
鶴岡八幡宮 左義長神事 サイト燃えている様子
7:26(2025年撮影)
鶴岡八幡宮 左義長神事 サイトが燃えている様子
7:34(2023年撮影)

焼いている途中から、鶴岡八幡宮の神職の方がミカンを配り始めます。
1月15日の早朝はまだまだ寒いのですが、火にあたっているとじんわり温かく、思わず手をかざしてしまうほどでした。

焼く側の神職の方々も大変で、近くには消防車も待機しており、厳かな中にも緊張感がありました。

2025年は平日だったこともあり、左義長神事を見届けてからそのまま学校へ向かう小学生の姿も見かけましたし、私自身も神事を見届けたあと、そのまま出勤しました。

門松や松飾り、注連縄、熊手などの正月飾りは、ぜひ持参して焼いていただくのがおすすめです。
地域によってはお餅やマシュマロを焼くところもありますが、鶴岡八幡宮ではそうした風習は見られません。

神事が終わってもまだ朝の8時頃。
人が少なく静かな鶴岡八幡宮を散策できるのも、左義長神事の魅力のひとつだと感じました。

最後に動画をご覧ください。ぱちぱちと焼ける音もします。

左義長神事の様子 火がついてバチバチと音が出ている

どんど焼きの注意点
多くの場所で、プラスチック(ビニール袋も)、金属類(針金等の小さなものも)、は持ち込みを禁止されているところが多いようです。ダイオキシンの発生等環境に配慮したもので、ほとんどの場所で禁止されていますので、特に正月飾りに小さくついていないかを確認しましょう。

一年の始めにあたり、穢れを祓い清めて、暖かい春の到来とその年の豊かな収穫を祈る火祭です。

鶴岡八幡宮 左義長神事と月次祭の案内版
三の鳥居の左義長神事の案内

古来日本全国で行われ、一般に「どんど焼き」などといわれる行事ですが、地方によっては「とんど焼き」や「さいと焼き」とも呼ばれる行事です。

左義長(さぎちょう)は、三毬杖(みまちょう)や三毬打(みまちうち)、三鞠打(みまくうち)、三木張(みきばり)などとも書かれ、爆竹にこの訓をあてた例もあります。打毬(だきゅう)は正月のめでたい遊びとされ、これに使う毬杖(ぎっちょう)を祝儀として贈る風習がありました。その破損した毬杖を陰陽師が集めて焼くことが行われ、これが左義長の起源とも言われています。

鎌倉時代の日記『弁内侍日記』の建長三年(一二五一)正月の項には、十六日に三毬杖を焼くことが記されています。

また、祇園祭の起源が貞観十一年(八六九)に疫病退散のために六十六本の鉾を立てて神泉苑に送ったことに関連し、『徒然草』には杖(ぎっちょう)を真言院から神泉苑へ持ち出して焼くと記されています。

このことから、左義長は本来、祓いの儀式としての側面を持っていたことがわかります。このように、左義長の行事は平安時代から存在していた可能性があります。

鶴岡八幡宮 左義長神事 サイトが燃えていく様子を順に5枚の写真でとらえた
だんだんと燃えていく様子

その後、陰陽師の手によって、左義長は火を使った儀式として中世以降盛んに行われるようになり、武家や民間にも広まりました。

現在でも、各地で「トンド」や「三九郎焼き」「サイトウヤキ」「御幣焼(おんべやき)」などとして親しまれ、小正月の火祭り行事として子供たちを中心に行われています。

参考 ジャパンナレッジ 国史大辞典「左義長」より

なぜどんと焼き(私は藤沢出身なので”どん“ですね)というのかというと、火を燃やす時「尊と(とうと)尊と(とうと)」とはやし立てていたのがなまり、後にどんど焼きとなったとか、どんどん燃える様子からつけられたとか言われています。

また、どんど焼きという名前は全国で広く使われているようですが、東北は”どんと”、関西は”とんど”と呼ばれているそうです。
参考:ウェザーニュース「15日は「どんど焼き」 不思議な名前の由来とは?」

鎌倉で左義長神事が見られる神社

★鎌倉宮でも「左義長神事(古札焼納祭)」が執り行われます。1月15日 6:30AM 👉鎌倉宮ホームページ
★岩瀬の五所神社でも1月15日に「左義長神事」が執り行われるようです。
★岩瀬の白山神社では、1月8日の「注連縄祭」の際に、古札などを燃やしますので、その際に松飾などもお焚き上げできます。

鎌倉宮 本殿
鎌倉宮
岩瀬の五所神社の本殿と鳥居
五所神社(岩瀬)
今泉の白山神社のどんと焼きの様子
白山神社

鶴岡八幡宮の化粧室

鶴岡八幡宮の化粧室の場所です。
舞殿の横の休憩所の化粧室はいつも混んでいます。
流鏑馬馬場にある化粧室のほうが若干空いているきがしますが、奥の駐車場の化粧室が一番空いている可能性が高いです。

国宝館の奥にも化粧室があります。
ここはほとんど人がいないですが、国宝館を利用した人のみが利用可能となっています。

鶴岡八幡宮境内図

鶴岡八幡宮へのアクセス

鶴岡八幡宮 
開門・閉門時間 通年:6時〜20時
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 
鶴岡八幡宮社務所 TEL:0467-22-0315 

👉  鶴岡八幡宮へのアクセス(徒歩・バス・車)

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