建長寺 茶筌供養 2026.5.28|茶道の心に触れる特別な供養法要 The Chasen Memorial Ceremony is a beautiful and unique event you won’t want to miss!

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茶筅供養は、使い果たした茶筅に感謝を込め、お焚き上げて供養する法要行事で、針供養や筆供養と同様、道具への感謝の気持ちを込めて行うもの。

開催時間

5月23日 10時30分から約1時間

10時4分 2023年5月28日撮影
10時5分 2023年5月28日撮影

通常は方丈で執り行われるようですが、私が見学した2023年はコロナ禍ということもあり、唐門前の茶筅塚の石碑前で行われました。
僧侶の読経とともに参列者の皆様が持ち寄った古い茶筅を火にくべていきます。

年に一度、使い古した茶筅、壊れてしまった茶筅などを持ち寄り、感謝とより一層の精進の気持ちを込めて炊き上げる行事です。

10時32分 2023年撮影
10時32分 2023年撮影
10時37分 2023年撮影

10時30分前に、着物を着た老若男女の方々が唐門前に集まり出しました。参列者が持ち寄った古い茶筅を火にくべていきますと他情報に書かれていましたが、この年は僧侶が代表して実施したのか、お焚き上げはしなかったのか・・すみません覚えてません。

僧侶の読経の後お話があり、終了はだいたい11時ぐらいでしょうか。
僧侶も10人以上おられましたね。

10時37分 2023年撮影
10時53分 2023年撮影

その後、参加申し込みをされた方々は方丈に移動していました。裏千家、宗徧流、表千家など流派に関係なく参加できます。

私は参加しなかったんですが、参加された方のコメントを見ますと・・・

「初参加でしたけど茶席二席(宗徧流・表千家)と点心席(お弁当)がついて、7,000円は相場としてはかなりお安い!」との参加者コメント

★過去の参加申し込み情報

日 時:令和5年5月28日(日)午前10時30分
場 所:建長寺茶筅塚(唐門前)※雨天時は龍王殿にて行います
供養料:お一人様  7,000円
茶席二席(宗徧流・表千家)、点心席(お弁当)付
👉 建長寺「茶筅供養会のお知らせ

~普段の茶筅塚~

茶筅とは

茶筅とは、茶道において抹茶を点てる際に、お湯と抹茶の粉を混ぜ合わせるために使用する竹製の道具です。繊細な穂先で抹茶をきめ細かく泡立て、日本の茶道文化に欠かせない役割を担っています。

茶筅 Free画像

茶筅から派生した言葉で、後ろ髪を高く結い上げた髪型の「茶筅髷(ちゃせんまげ)」や料理におけるナスの切り方の一つである「茶筅切り」などがあります。

今回のお勧め本は、高橋慎一朗著『北条時頼』 (人物叢書 新装版) 吉川弘文館 2013 です。
建長寺は、北条時頼が宋の蘭渓道隆禅師を招き開いた鎌倉五山第一位の日本で最初の禅寺です。
北条時頼についてよくわかりますし、北条時頼と三浦氏の争いである宝治合戦についてよくわかりました。

お茶の始まり

日本でお茶が飲まれるようになったのは、今から 約1,200年前、平安時代の初期のことだそうです。唐へ留学していた僧侶 最澄や 空海 が中国から茶の種や茶葉を持ち帰ったのが始まりとされています。
記録によると 815年、僧・永忠が嵯峨天皇に茶を点ててふるまったのが、日本で最初にお茶が飲まれたエピソードで、当時お茶は薬として珍重され、飲めるのは僧侶や貴族だけでした。

その後、鎌倉時代に 栄西禅師(1141~1215) が中国から茶の種を持ち帰り、『喫茶養生記』を著して健康や長寿への効能を紹介しました。なんとこの本は、日本で初めての茶の専門書とされ、鎌倉幕府の将軍 源実朝 にも献上された記録があります。「お茶は養生の仙薬、延齢の妙術なり」と書かれ、当時の人々に大きな衝撃を与えたことだと思います。

また、京都の僧 明恵 は栄西から茶の種を譲り受け、高山寺(京都・栂尾) に茶を植え、日本最古の茶園を作りました。この茶園は、今の有名な 宇治茶 の原点ともいわれています。さらに滋賀県大津市坂本には、最澄が持ち帰った茶を植えた茶畑「日吉茶園」が今も残っており、平安時代の息吹を感じられる場所として人気です。

静岡では、徳川時代に牧之原で大規模な茶園開発が行われ、今日の日本茶産業の基礎が築かれました。こうして、お茶は単なる飲み物から 健康・修行・日常の楽しみ として、日本人の生活に深く根付いていったのです。

当時は、お茶は飲み物ではなく薬として輸入されており、「お茶を一服」という言葉は、これに由来すると言われています。茶道ではお茶を一服、二服、さらに、お茶の濃さや練加減を表す「お服加減」という言葉も使われているそうです。

参考
👉 静岡県茶業会議所「お茶あれこれ
👉 煎茶堂東京「長くて短い日本茶の歴史。抹茶と煎茶のルーツと発展を辿る
👉 Japan Tea Action「お茶の歴史

建長寺

仏殿は現在保存修理中です。

令和10年に建長寺開山大覚禅師750年遠諱が執り行われます。それに向け建長寺では、国の重要文化財である仏殿の保存修理を行っています。

修理前の仏殿と仏殿内

仏殿
山門からの風景 2019年撮影
仏殿に安置されている地蔵尊

仏殿は令和 9 年 8 月まで工事により拝観ができません。

その他情報

お茶関連では、四ツ頭茶会というのも行われているようです。

2025年は10月24日(金)に執り行われました。
👉 建長寺「令和7年 四ツ頭茶会

毎月24日は蘭渓道隆禅師の御命日(例月忌)にあたります。古式に則った禅宗儀礼における茶礼作法である四ツ頭茶会が執り行われます。

七月二十四日(開山忌)に行われてきた茶会であり、二十年ほど前から禅師の遺徳を偲ぶ行事として、一般参加の日が設けられるようになりました。

4人の正客(四ツ頭)と、それに続く相伴客が大きな広間で一斉に抹茶と菓子をいただきます。
鎌倉時代に中国から禅とともに伝わったわび茶の源流となっている禅院での厳粛な礼法で、作法は僧侶が立ってお茶を立て、客は茶碗を手に持ってそれを受けるというものだそうです。

京都の建仁寺では、四名の正客に準じて相伴客六名が従い四列、計二十八名が各々の席に着坐をします。
と書かれています。👉 建仁寺「茶会のあらまし

相伴客数には違いがありそうです。

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