2026年6月6日に鶴岡八幡宮で行われる「蛍放生祭」は、舞殿での厳かな神事と、柳原神池に放たれる蛍の光を楽しめる初夏の恒例行事です。
夕暮れとともに境内が静かに色づき、舞殿の神事が始まると空気が一気に張りつめるのを感じることができます。
その後、柳原神池でふわりと飛ぶ蛍の光を見た瞬間は、今でも忘れられません。
この記事では、舞殿で執り行われる神事の流れや、池のほとりを舞う蛍の見どころ、当日の境内の雰囲気まで、実際の体験を交えて詳しく紹介します。
鶴岡八幡宮 蛍放生祭 の時間・並ぶ場所・注意点まとめ
2026年6月6日
過去の蛍放生祭(2023年)の様子



柳原神池に行った時には既に蛍の放生は終了していましたが、柳原神池を飛んで光っている蛍を見ることは出来ました。
一般見学者はテントの後ろか横のスペースから見ることになります。
私が参拝したときも、舞殿の正面は関係者席で埋まり、見学者はその周囲の限られたスペースに集まっていました。
少しでも前で見たい場合は、早めに舞殿へ向かって場所を確保しておくのが良いと思います。
実際、開始直前になると人が一気に増え、後方はほとんど見えなくなるほどでした。
並ぶのが苦手な方は、20時30分以降に行けば、そのまま柳原神池へ向かって蛍を見に行くことができます
(その時点で行列がなければ、すぐ案内されます)。
放生祭のあと1週間は夜間参拝が可能なので、別日に訪れるのもおすすめです。
実際に私も別日に参拝した際は、ほとんど並ばずに柳原神池へ進むことができ、静かな池のほとりでゆっくり蛍を見ることができました。
でも放生祭当日のほうが蛍が光っているのをたくさん見ることができるような気がしました。
2026年は6月6日が放生祭ですから、6/7~6/13でしょうか・・・
柳原神池の周りを蛍が静かに飛び回り、池のほとりに立っているだけで光がふわっと浮かんでは消えるのが分かります。
夜の写真ではなかなか蛍の光を捉えるのが難しく、実際に目で見るほうがずっと幻想的です。
私が別日に参拝したときも、並ばずにそのまま池へ進むことができ、水面の上を飛ぶ蛍の光をゆっくり眺めることができました。
静かな夜の境内で見る蛍は、放生祭当日とはまた違った魅力があります。


蛍を見終わったあと、本殿にも参拝に向かいました。
20時を過ぎていたので中までは入れませんが、夜の静かな境内を歩くのも心が落ち着きます。
帰り道に段葛を通ったのですが、夜は人通りがほとんどなく、街灯に照らされた参道がとても幻想的でした。
まるで段葛を独り占めしているような気分になれるのは、この時間帯ならではの体験です。




蛍放生祭とは
鶴岡八幡宮で、毎年6月の上旬に開催されます。
もとは仏教の法要で魚や鳥などを捉えて放生する法会が行われることが多いそうです。鶴岡八幡宮は明治初年までは鶴岡八幡宮寺(神仏習合)でしたので、鎌倉時代から放生会が執り行われていたそうです。
これに因んで2004年から開催されている祭りです。
春に鶴岡幼稚園の園児によって、蛍の幼虫が柳原神池の清流に放たれます。
その蛍が大きく育って行くんですね。



近年は都会で蛍を見るのが難しいので、鶴岡八幡宮で見られるのはうれしいですね!
参考: 原田寛『鎌倉のまつり・行事 小事典』 かまくら春秋社 2012

蛍放生祭は、蛍の生育と放生を通じて豊かな四季と生命の尊さを思い、その中で生きる私たちをお護り下さる神々に感謝の気持ちをお伝えするお祭りです。
当日は夕刻より舞殿にて神事が行われます。柳原神池で育った蛍も神前にお供えされる中、厳かに祭儀は執り行われ、巫女による舞が奉仕されます。笙の音が浄らかな闇を包む中、宮司以下神職たちの手によって神池に放たれた蛍は静かに飛び立ち始めます。
神域を舞い飛ぶ幻想的な蛍の光は、私たちに脈づく「日本の心」に深く沁み入ります。
👉 鶴岡八幡宮ホームページ「蛍放生祭」
放生会
放生会とは
放生会とは、捕らえられた魚や鳥などの生き物を自然に放ち、命を大切にする心を表す行事です。
もともとは仏教の「不殺生(殺生をしない)」という教えに基づいており、生き物を救うことで功徳(よい行いによるご利益)を積む意味があります。
日本では単なる放生だけでなく、祖先供養や五穀豊穣、無病息災を祈る行事としても広まりました。現代においても、生命尊重や環境保護の観点から見直されることがあります。
放生会の起源
放生会のルーツは中国にあります。
南北朝時代に仏教の影響で始まり、特に梁の皇帝である梁の武帝が積極的に広めたことで知られています。
この風習は奈良時代に日本へ伝わり、聖武天皇の時代にはすでに国家的な行事として行われていました。各地で独自の発展を遂げ、年中行事として定着していきました。
なぜお寺でも神社でも行われるのか
放生会が特徴的なのは、「お寺でも神社でも行われる」という点です。
その理由は、日本独自の宗教観である「神仏習合」にありま
昔の日本では、仏教と神道ははっきり分かれておらず、同じ信仰の中で自然に共存していました。
そのため放生会も、仏教では「命を救う善行」、神道では「自然や生命への感謝」という形で、それぞれの意味を持ちながら広まっていったのです。
さらに、放生会は災厄除けや国家安泰を祈る行事としても重視され、寺院・神社の区別なく行われるようになりました。現在でも地域ごとに特色ある祭礼として受け継がれています。
④ 参考文献:『続日本紀』『梵網経』『梁書』(中国正史)、『国史大辞典』『日本大百科全書』など
その他
鶴岡八幡宮アクセス
鶴岡八幡宮
開門・閉門時間 通年:6時〜20時
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
鶴岡八幡宮社務所 TEL:0467-22-0315
鶴岡八幡宮の化粧室
鶴岡八幡宮の化粧室の場所です。
舞殿の横の休憩所の化粧室はいつも混んでいます。
流鏑馬馬場にある化粧室のほうが若干空いているきがしますが、奥の駐車場の化粧室が一番空いている可能性が高いです。
国宝館の奥にも化粧室があります。
ここはほとんど人がいないですが、国宝館を利用した人のみが利用可能となっています。


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